地獄谷に堕ちる (大森山王・スナックアート)
京浜東北線の大森駅の西口を出ると正面には池上通りの車の往来が線路に沿うかたちで南北にのびています。そして駅のすぐ北側、線路と池上通りに挟まれた谷あいにびっしりと軒を連ねた谷底飲み屋街。
この100mばかりの谷底の飲食店街が山王小路飲食店街、通称「地獄谷」です。
池上通りから階段を降りるとそこが「地獄谷」。
なんでもこの四方を急坂で囲まれたこの谷底飲み屋街から、しばしば酔客が坂を登れずに帰れなくなった、ということから「地獄谷」とささやかれるようになったとか…、おそろしや。
この100mばかりの谷底の飲食店街が山王小路飲食店街、通称「地獄谷」です。
池上通りから階段を降りるとそこが「地獄谷」。
なんでもこの四方を急坂で囲まれたこの谷底飲み屋街から、しばしば酔客が坂を登れずに帰れなくなった、ということから「地獄谷」とささやかれるようになったとか…、おそろしや。
本当に三方が完全に階段に囲まれております。もう一方を見上げれば線路。どんづまり。
そんな酔客を魅了してやまず、地獄へと誘うそんな場所が、私には絶好の作品鑑賞の場所となるわけです。そんな街も日が暮れて灯が入りました。
クレッセントの意味って三日月でしたっけ?いいですね。路の真ん中に居座る電信柱が最高です。これでは車も入れません。
いいんです。だって崖と階段に囲まれた街だもん。もともと無粋な車なんか入ってこれないんです。
スナック「岸」の書体いいですね。山冠がまるで王冠みたい。「リーベ」の響きもいい。「のうさぎ」の行灯看板は既成書体のようですが、テントの方にはピンクのウサギが跳ねている!
最近本当に時間が無くなってしまい、見たい展覧会やギャラリーなども放ったらかしになっていましたが、わずかな時間をおして訪れたこの地獄とやら作品群は、見事にたまりにたまった鑑賞欲を満たしてくれました。
やはり自分の文化欲を満たしてくれるのは芸術よりも路上ですね。ホワイトキューブにひっそりと収まったこまっしゃくれた芸術作品とは、そのスケールから作品の凄みと深みまで違います。
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私は街を美術館と見立てて全国を作品鑑賞をして歩いています。全国にある飲み屋街、スナック街というのがまた濃ゆい芸術鑑賞のフィールドの一つになるわけです。
そんなスナック・アートとも言うべき作品群を少々ご紹介しまします。
路上物件の中ではビジュアリスティックでベタな感じもするスナック・アートですが、その看板絵はそのほとんどは取り立てて上手な絵というものでもなく、またその作品のヘタウマ感を楽しむといったそれだけのものでもありません。
なんと言ったらいいのかな、他の世俗な世界とは隔絶された感のあるスナック街(界)という空間に引きずり込む入り口としてのビジュアル、あるいは路上作品をあらためて鑑賞しようと思い立たせてくれるような「目覚まし」のような存在。
ああ、何を言っているのだろう。とにかく私はいつもこういった看板をきっかけにして、飲み屋街、スナック街(界)に墜とされていっているわけです。作品というならばこの飲食店街自体が一つの作品というわけです。大掛かりな作品。鑑賞するだけで大汗です。
でも北風が寒いです。
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実はスナック・アートをイメージした商品の企画、商品化を目論んでおります。
-ガレリア青猫の冬のアートフェア-
に参加しております。
よかったら遊びにおいでくださいませ。
2月4日(土)~ 2月26日(日)13時~20時
最終日は17時まで
2月7日(火)14日 (火) 21日 (火) 毎火曜日休廊です。
西荻窪もいい街ですよね〜
西荻窪もいい街ですよね〜
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- 地獄谷に堕ちる (大森山王・スナックアート)(2017.02.08)
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